求人情報誌と新聞広告しかなかった頃
求人サイトを見て「あやしい会社じゃなかろうか」と思うところはスルーするようになったけど、WEBが普及する以前は気にせず応募していた。
今思うと無頓着すぎるが、あの頃のガッツはいまいずこ。
経験不要で高時給
20代の頃、「アンケート収集」という時給の高いバイトがあった。
新聞広告に出ていた求人をみて、WEBサイトなどなかったので、社名と住所と電話番号しかわからないところに電話をかけたら、パソコンも経験も不要で即採用された。
チョロいぜ。
勤務場所を聞くと、
「日曜日、○○スーパーのバックヤード前に集合」。
はあ…。スーパー?
地理もよくわからない地方のスーパーに行くと、自分以外に何名かいた。
責任者が現れ、シャカシャカしたジャンパーを渡され、ロッカールームで着替えをすませると軽く仕事内容の説明があり、いきなり現場へ。
えっ。もう現場?
仕事内容は直接声をかけてアンケートを集めること
スーパーの袋詰めをする台(サッカー台)の周りに立ち、袋詰めをしているお客様に口頭で質問し、聞き取り調査をするというもの。
各サッカー台の横にスタッフが1名ずつスタンバイしてるの、今思うと圧迫感ある。
たいしたスキルもない人間が金を稼ぐのに人見知りとか言ってる場合じゃないので、テンポよく声をかけていく私。
紙に書いてある事を読んで、聞いたことをひたすら書く!
質問の内容は、特定の商品についてのイメージや、このお店のサービスに満足しているかとか、あったら良いと思うサービスなど。
お客様は袋詰めをしている最中そこから動けないので、手を動かしながら答えてくれる。
対面接客は怖くないことを知った
どれだけオンライン決済が普及しても、対面接客の業種は0にはならない。
お客様に声をかけるアルバイトは、しきいが高いようで、実は楽な仕事。
お笑い芸人がよく「つかみ」と言うが、つかみ(最初の導入)さえスムーズにいけば、その後トークでカミカミになろうが、意外とこなせてしまう。
接客業でお客様と気まずい空気になってしまう人は「つかみ」で失敗している。
- 小さい声でボソボソ話しながらヌッと近付く人
- びっくりするほど大きな声
- 語尾を伸ばす変な喋り方
しゃべりは下手でもいいけど、最低限この3つは誰がやっても不快になる。
コミュ障のためのド短期バイト
周りの人を見ると、「営業になってガンガン売りたいんです!」って言う人より、「自分はコミュ障で…」「人見知りで…」って言う人が多い気がする。
会社を辞めてすぐ再就職が決まらないと、家から出られなくなる傾向がある。
そんな人にオススメなのがド短期バイト。
責任ある仕事はまず任せられない、気楽な仕事しかしたくなかったので、週1とか、1ヶ月限定とか、ド短期バイトばかり狙っていた。
自分の天職はなんだろうか?はたしてそんな仕事あるんだろうか?と悩んでいる人はリハビリがてら一度やってみてください。
「向上心を持って新しいスキルを身につけます!」と建前では言うことがあるだろうけど、たまには後ろ向きな理由のバイトもいいんじゃない?
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