嫌いな上司との付き合い方

会社に勤めたことがある人なら、仕事を辞めたいと思った事が一度や二度はあるはず。
「携帯の電源切って家にこもってやる!」と無断欠勤する鉄のハートを持たないかぎり、ボーナスまでの日数を指折り数えて1日1日をこなす毎日。

志望動機と同じように退職動機も文にしてみる

そもそもなぜ辞めたいのか、上司や同僚が嫌い、上司や同僚と性格が合わない、と辞めたい原因が「人」である場合は一旦落ち着いて考えてみよう。

  • 仕事は合っている
  • 技術は習得できそう
  • 生活できないほど低収入ではない

それなら転職するのはもったいない。
どこの会社にも嫌な人はいるので、タイプ別に嫌いな人対処法を考えて、うまくいけばダメージを受けずに仕事を続けられる。

すぐキレる人

やけにイライラしている上司がいた。

ある日、なんとなく目をやると、ぷるぷる震えていた。

上から圧迫され、部下に嫌われ、弱音も吐けず溜め込むタイプだ。

あたりさわりのない世間話を振ったら、突然会社の愚痴を語り出して、ちょっとすっきりしたのか、話し終わるとと笑顔になっていた。

あのぷるぷるは、キレる前触れだったのかもしれない。

前触れなくキレる人は、すでに精神が崩壊しているので、放っておけば周りの人が離れていき、やがて自滅する。

知識がない・責任感がない上司

上司本人が何をやるべきか理解しておらず、信念も責任感もないので、部下に丸投げする。

年長者が他にいないと、知識がない人が管理職になる。

質問しても答えようとしない。

そういう人を抜擢したのは人事のミスなので、振られた仕事ができなくても「自分のせいではない」とわりきる。

この手の部署は、いずれ他の部署に吸収されるか、遅かれ早かれ人事異動があるので、会社の動向を注意深く観察することだ。

一方的に話し続ける人

会話が苦手=コミュ障、というイメージがあるが、おしゃべりなコミュ障もいる。

席が隣だと、ずっと話しかけられてウザい。

おしゃべりな人は、人の秘密も言いふらすので、相槌をうつ程度にし、プライベートな話はしないように。

ただし、この手の人は、取引先と短時間の折衝には力を発揮するので、暴走おしゃべりマンも時には使いよう。

なんとなく気持ち悪い人

周りの人からは「優秀な人」と言われてたが、キザというか、仕草や話し方が気持ち悪くて、私は苦手だった。

生まれつきの物かもしれないので、文句を言うわけにもいかない。

欠点がキザなだけで、仕事はできる人なので「害はないんだし」と思って、気持ち悪いところは見ないようにした。

敵を知り、自分のことも知ってもらう

「この人嫌いだなぁ」と思った人に、積極的に話しかけてみた。

慕ってくる部下は怒りづらいんじゃないか?という思惑もある。

積極的に話しかける真の目的は、相手の性格を探るのではなく、自分の意見を言いやすくするため。

上司に怒られた時、顔だけ神妙にして、内心「バーカ!」と思いながら開き直るのはまずい。

自分が先輩になってから気づいたけど、新人のお芝居なんて簡単にバレてる。

大事なのは「バカにしていい人」にならないこと。

「無限にコキつかおう」「こいつは言いなりになる」「休日でも呼べば来る」と思われたら地獄の始まり。

いじめがいのない人になる

学校だけでなく、大人になってもいじめはある。

いじめられる側が怯えたりすると、ますますエスカレートするので、最初が肝心で「すぐチクる人」のイメージを与え、チクられると困る人を全力で探すこと。

こいつをいじめると面倒なことになりだな、という印象を与える。

そして、悪人でも配偶者や子がいたり、親御さんがいる。相手は人だ。鬼ではない、とまず冷静になろう。

いちいち自分にキツくあたる人=もしかして妬んでいるのでは!?という都合の良いポジティブで乗り切る。

それでも会社を辞めるしかないと思ったときは

雇用保険や健康保険の手続きをひととおり調べて、辞める準備をする。

就職先を探してから辞めるのがベターだが、焦って決めても良いことはないので、仕事がないときはないと腹をくくって辞める。

ここを辞めたら次がない、と不安になるかもしれないが、健康なら心配無用。

私は30才までにリストラと倒産2〜3回、自己都合退職5回くらいあって履歴書が複雑になっているが、それも何年か経てば、長い人生の中では、些細な出来事だ。

体を壊してしまった場合はジタバタしても仕方がない。

ゆっくり休んで、新しい場所に行くことだけを考ればいいのだ。

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