個人サイト運営歴20年超、ブログアフィリエイトを始めたのは2008年頃。
しばらく収益をあげていたが、本業が忙しくなり放置。
2019年頃再始動するも、ブログのトレンドは変わっていた。
ブログ収益化のための情報商材やオンラインサロンが流行り、気がつけば金太郎飴みたいなブログが大量発生していた。
しかし普通にやっていては、金太郎飴には太刀打ちできなかった。
高単価商品やサブスクを紹介して夢のFIREヘ
ブログでチャリンチャリンしたければ、自分のやり方は捨てて、成功者を真似するのがチャリンチャリン界の掟だ。
高単価商品を扱い、読者に有益な情報を書けば良い。
ただそれだけだ。
私はそういった記事が得意ではなく、高単価の商品ほど自分が欲しくない物で、なかなかモチベーションがあがらない。
自分が欲しくない物は、人も欲しくないのだ。
しかし適当に運営していても、ヒット記事が1つか2つあればサーバー代とドメイン代は余裕でペイできる。
FIREは出来なかったけど、これだけはブログをやっていて良かったと言える。
一人でWordpressブログを設置できるようになったことも大きなメリットだった。
もちろん一つ一つの商品について記事を全力で書けばもっとチャリンチャリンが実現出来るはずだ。
出来ていない私が言うと説得力がないが。
記事を作成するなら主題は一貫させよ
売れっこアフィリエイターは主題がブレず、途中で話が脱線しかかっても、丁寧な文章展開で、読者が物を買うよう誘導するのが上手だ。
最初は買うつもりがなかったのに「いつの間にか財布が開いていた」「うっかりポチっと押してしまった」経験がある人も多いのではないだろうか。
私もうっかり情報商材と有料noteを買ってしまったことがある。
まあ、騙された感はあまりなくて、いい買い物をしたと思っている。
ビジネスの基本は、顧客に喜んでお金を払ってもらうこと。
嘘、誇大広告で物を売る業者は滅びてしまえ。
有益じゃなくてもいい
ターゲットを絞って有益な記事を書いて、高単価の商品へ誘導するのがブログチャリンチャリン化の鉄則だが、もともとテキストが好きな人間なので、ついコラム的な記事を書いてしまう。
そっちの記事のアクセスが徐々に増えてきた。
「みんな、なぜここにたどりついた…?」という謎は解けないが、誰かの心は救えたのだろうか?
何かご縁があって、読んでくれる人がいたのは嬉しい事だった。
ブログの方向性に一貫性がなくなってきたので、アフィリエイトは一旦保留にした。
有益じゃないブログがあっても良いんじゃね?という気持ちもあって、コラムや雑記も続けることにした。
自己分析とグレーゾーン
普通の人が目立とうと思って、奇をてらって、自分のキャラを作りすぎると、それを続けていくのがしんどくなってくる。
「こう見られたい自分」のハードルを上げすぎないことだ。
「私、毒舌なんです」と言う人をよく見ると、根は小心者で良い人だったり、自己分析できていない人は多い。
人間の性格は変わらないとは言うけれど、実際は、年とともに変わっていく。
若い頃、間違ったことをしている人を見ると軽蔑していたが、今は「そんな人もいる」と割と許容できるようになった。
一部に関しては無関心になったとも言える。
世の中は、勝ちか負けか、年寄りか若者か、あらゆる面で分断しようとしていて、どちらでもないゾーンにいることを許さない空気がある。
ブログ界でも「〜べき」「〜しない人は損」みたいな脅迫じみたタイトルが流行した。
私は投稿する前、入念に調べるが、それでも、自分が信じるものは絶対に正しいのか?と思うことがある。
正義すら、時代や指導者によってひっくりかえる。
人間が生み出す物に「絶対」や「永遠」はない。
このゆらぎこそが、人間らしさなのではないか。
最短で収益を増やす
ブログで収益化を目指すなら無駄な記事は書かないほうがいいし、有益ではない人との付き合いも断ったほうがいい。
しかし、どうでもいい事でも書き続けていると、思考が整理されていく感じはある。
インプットよりアウトプット量を増やせとは言うけれど、無駄を恐れてはいけない。
知識や経験が少ないのに合理的にやろうとすると、内容がペラッペラに薄い物が出来上がる。
今やっていることが無駄かどうか、たぶん死ぬまでわからない。
細く長く続けていこうと思う。飽きるまで。
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