高齢者はコンセントの抜差しが出来ない

加齢で足腰が弱くなるのはまあまあ一般的な話ではあるけれど、指先の力がなくなるというのは意外と盲点なのではないだろうか。

ただ単に指の力が弱くなるのではなく、痛いらしい。
杖を持ちたがらない理由も、手を握ると痛みがあるから。

若い自分は、怪我もしていないのに手が痛くなることがあるなんて、思いもしなかった。

なぜ使えないとか、どこが痛いとか、自己主張をはっきり言うタイプの高齢者からしか知ることができない情報だ。

電化製品のコンセントが硬い

らくらくプラグ,らく抜きプラグ

指の力が弱くなると生活に困ることが他にもあって、一番大変なのが電化製品。

操作を間違う悩みは別として、親指と人差し指の2本でコンセントからプラグを抜くのが硬くて、結構力がいる。

母は電化製品の扱いで腱鞘炎をこじらせてしまったので、コンセント問題もずっと気になっていた。

杖や手すりは介護用品として紹介されているが、日々の生活に役立つ便利グッズは全然知らなかったんだけど、数少ないおばあちゃん仲間から教えてもらった「らくらくプラグ」!

画像一番奥に写っている薄い紫のプラグはおばあちゃんから頂いた物なので、ちょっとサイズがコンパクト。

らくらくプラグ,らく抜きプラグ

カラフルな本体から羽が生えてて、ちょっと天使感あるね。

見た目がおもしろいだけじゃなくて、意外とこれが優秀で、手が痛くならない。

手持ちのプラグの先に取り付けるだけなんだけど、羽をつまむと、真ん中から棒がピュッと出てきてコンセントから外しやすくなる。

らくらくプラグ,らく抜きプラグ

単純な作りだけど、これだけでとても手が楽。

赤はドライヤー、青はストーブとか色で区別出来て、抜きたいプラグの間違い防止にもなる。

おばあちゃん仲間はデパートのアイデア商品コーナーにあったと言ってたけど、忙しくて買い物に行くのが難しいので、ネットで探して購入した。

そもそも、今アイデア商品展示販売会とかある?

壁のコンセントに使うと結構出っ張るので、デメリットとしては場所をとること。邪魔といえば邪魔。

要介護者がほぼ動けなくなってから使う介護用品は病院や介護施設が教えてくれるけど、高齢者が自立して生活するための道具を見つけるのは難しい。

この高齢社会をどうやって生き延びるのかという不安は常にあるけど、便利商品に頼りながら、皆がおだやかに歳を重ねられたらいいなと思う。

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