近年よく聞く「クラウドソーシング」。
「クラウドソーシングって何?」と改めてきかれると説明しにくい言葉だが、一般的には、オンラインで仕事を受発注する仕組みを指す。
不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、特定の人々に作業を委託するアウトソーシングと対比される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クラウドソーシング
代金は分割受け取り・追加作業OK・チラシ配りをしていた副業時代
私の副業の始まりといえば、かなり前に知人の紹介で10万円でWEBサイトの製作を頼まれたことだった。
打ち合わせに数ヶ月、制作に数ヶ月かかったが、納品時に「お金がなくて払えない」と衝撃の告白をされ、話し合った結果、3000円×24回払いということになった。
どさくさに紛れて毎月の更新作業も追加される。
3,000円の支払いがいつ止まるかわからないので更新も受けるしかなかった。
他に、イベントチラシのデザインをして、1,000枚納品してやれやれ終わったと思ってたら「1日だけバイトに来て」と言われ、行ったらチラシ配りだったこともあった。
郊外だったので住宅が密集しておらず、2人で1000枚配ったが、範囲が広すぎて全然チラシが減らない。
全然わりに合わない時給で1日歩き回った。
代金が支払われない、キャンセルされる、途中で仕事が増えるのはよくあることだが、特に相手が個人で年が若いとなると、発注者は大抵なめてかかる。
契約書を交わしたか覚えていないけど、いろいろと無知すぎた!
今ならたぶんやりません。
スキル・経験を売り買いできるフリーマーケット ココナラ
クラウドサービスでは「ランサーズ」「クラウドワークス 」「ココナラ 」等が有名だ。
ココナラ は、知識・スキル・経験を売り買いできるフリーマーケット。体を動かす労働だけじゃなく、データや会話のやりとりもお金になる時代。
ヤフオクにも、2012年から「スキル」というカテゴリが出来ている。
2012年以前は個人間取引ではヤフオクが1人勝ちだったが(楽天やビッダーズもあったけど)、王者ヤフオクが、ココナラ、メルカリを意識してサービス刷新(という名の値上げ?)が進んだのはこの頃か。
ココナラについて調べてみたら、手数料が高いという記事が出てきて「いやいや、たいしたことないでしょ」と思ったら22%!
なかなかの高い手数料。
これでも安くなった方で、以前は25%+税だった。
高い手数料の中身
「専門の人に頼むと高いから、ココナラで頼んで安く済ませたい」と言った人がいたが、激安出品者は実績が少なく、評価数稼ぎの確率が高いと思う。
品質の良し悪しだけでなく、納期を守る意思がない、質問に答えない、きちんとした文章が書けない、読解力がない、基本的なビジネスマナーを知らない等、そういう人ももちろんいる。
ただ、ココナラの場合は手数料が高い分、出品者と購入者間でトラブった場合、運営に訴えたら間に入ってくれるというメリットがある。
サイトに登録して仕事の依頼を待つようなシステムは、ひと昔前ならありえなかった。
リアルでたくさんの人に会いまくっても、業界で知名度がない限り、なかなか受注にはつながらない。
直接取引をして納品後に入金が滞った時は、電話、メール、対面打ち合わせに時間を費やして3,000円ずつの分割の話がまとまったのはまだ良いほうで、「払えない」と言った人はほとんど音信不通になる。
高い手数料は保険と思えば、ココナラも悪くはないかもしれない。
クラウドサービスでの受注率を上げる方法
クラウドサービスを使えば誰でも副業が可能かと思いきや、なかなか売れない出品者も結構いる。
そういう人を見つけるとちょっと嬉しかったり(?)する。
軌道に乗った人も、そうでない人も含め、いろんな出品者の評価内容、説明文を読むと面白い。
ネットを活用した副業は10年前、20年前からあったが、コロナ禍をきっかけに副業に興味がなかった人もチャレンジする時代になった。
興味はなくても、せざるを得ない状況といったほうが正しいか。
出品者が増えた分、似たようなスキルの人もたくさん見つかる。
多すぎてどれを選べばいいかわからない時、最終的には人間性で決めるので、どこからかコピペしたみたいな「出来るっぽい」キャッチコピーを並べた人よりも、自分の文章で自己紹介文を書いている人のほうが印象に残る。
どのクラウドサービスがいいのか
各社検索すると、クラウドワークスは低単価の案件しかないだの、ココナラは顧客のマナーが悪いだの、いろいろ出て来る。
人は「良い出来事」をいちいち書き残さない。
いやな事があった時に「クレーム書いてやろう」と思う人が多いので、悪い口コミが悪目立ちする。
どのサービスにするか迷った時は、サービスの使いやすさや、サポート方法が自分に合うかで決めれば後々ストレスがない。
「有名な誰々さんが薦めていたから」で選択してみたら、期待はずれだったことはよくある。
登録だけは無料なので、全部試してみるのがオススメ。
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