友人から久しぶりに「日曜、薩摩川内まで付き合って〜」と連絡がきた。
どうやら、フリマと鎧が見たいらしい。
鎧とか特別興味なかったんだけど、暇だしホイホイついて行く事にした。
朝9時に家に迎えに来てくれて、車でGO。
とも「高速使わずに行くから時間かかるよ」
私「おけ」
10分後、料金所に到着。あらっ道間違えた。有料道路へ。
しょっぱなから天然ちゃん。
高速使って、うっそうとした森の中を走り、1時間ほどかけて甲冑工房 丸武に到着。
鹿児島市内から行くと結構遠い〜〜!
正面玄関がもうお城だし、馬の銅像が出迎えてくれるし、反対側は山だし、空気は良いし、非日常すぎて、すでにワクワクする要素が盛りだくさん。
(場所)
甲冑工房 丸武
鹿児島県薩摩川内市湯島町3535-7
敷地の真ん中は広場になっていて、フリーマーケットや屋台やキッチンカーが出ていました。婚活の会社がメルちゃん人形の服を売っていたりして、なんだか不思議なブースも。
フクロウも来ていました。お金を払うと触らせてくれるそうです。
猛禽類は好きですが、飛んでる姿がやっぱりカッコいいなあ。
おとなしいように見えるけど「目を合わせないでください」とのこと。
展示館は時代劇のセットみたいになってて、この石灯籠も味わいがあるなあ、と思って近づくと、中に優しいお顔をした小さなお地蔵様(?)。
裏には昭和十六年と刻印がありました。
おとんと同じ年だわ〜。
展示会場は各武将の鎧がズラーリ!SNS投稿OKと記載もあり、自由に観覧することができます。ただし、お手は触れませんよう。
こちらは武田信玄公の鎧。
白いふわふわは何だろう?馬のしっぽかな?
妻夫木聡が出演した大河ドラマでも有名なアレ。「愛宕権現」の愛の字がデカすぎる直江兼続の兜。
文字をモチーフに使うのって、かなり斬新だと思う。
黒田官兵衛の鎧はありませんでした。「出陣中」なら仕方なし。ご武運を!
織田信長の鎧。まぶしい!黒いマントが格好良いですね。
井伊直政の鎧。「兜のツノを長めにしろ」「もうちょっと」「もっと伸ばして」って、発注者と職人が限界まで挑戦してこうなったのかな、とか考えるとおもろい。
振り向くだけで家臣が怪我をする。
本多忠勝の鎧。絵で見るとそんなに派手じゃないけど、再現してみるとすごいな。
鹿のツノと巨大な数珠がこんなに合うとは。数珠なの?
豊臣秀吉総金箔の鎧。金箔ということは、億?
こちらは鹿児島県の水迫畜産様の特注品。兜の形がおめでたくて良いね!
エンゼルス時代の大谷翔平が被った兜。でっかい五月人形みたいで意外と似合ってたよね。
鎧の展示会場には、地元の陶芸作品も飾ってあったり、丸武の歴史も詳しく解説してあって、見応え十分。歴代大河ドラマのコーナーも充実。
水のない池に橋がかかっている。時代劇ごっこをするにはミニチュアすぎた。
おみやげ処の玄関、厳かな瓦葺きの屋根にかわいい暖簾。スロープがついていてバリアフリーになってる。店内は狭いので、はしゃいで商品に当たらないよう注意してください。
おみやげは、鎧をプリントしたTシャツとか、ミニ兜の置物とか、外国人客が喜びそうなラインナップ。ひときわ目を引いたのは犬猫鎧。
やわらかくて軽い素材に見えます。ペットがいたら楽しそう。
鎧の博物館じゃなくて実際に製造もしていて、工房もかなりの広さで、無料で見学できるようになっていました。
工房には古めかしい機械がたくさんあり、こちらは撮影NG。
日曜日だったので、職人さんはほとんどお休みでした。
本社城内敷地面積4000坪もあり、ゆっくり歩いてたら1日中遊べてしまう広さ。
鎧は高価なので、衝動買いできる商品ではないけれど、オーダーやレンタルも可能だそうです。
何も予習しないで行ってみたけど、楽しい日曜日になりました。
詳しくは甲冑工房 丸武へ。
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