結構前になりますが、女性限定の異業種交流会に参加した時の話。
場所は有名ホテルのバンケットホールで、定員約100名。
受付で応募者の名簿と照合されて会場に入ると6人がけのテーブルが14〜15個あり、名札をつけられた。
完全受け身では参加できなさそうだ、と気づいたが時すでに遅し。
本当になんも考えずに来たことを一瞬後悔した。
異業種交流会の内容
開会の挨拶の後、地元で働く女性数名がパネリストとして登壇し、どんな業務に携わっているか、どのようにキャリアアップしてきたか講演。
プレゼン力の高さに圧倒される。
ディスカッションタイム
テーブルでのディスカッションタイムが設けられた。
まず自己紹介をしないといけないのだが、話す内容を考えていなかったので、かなりグダグダ。
そして提示された議題について、テーマごとにディスカッションしていく。
参加者は事務員とか主婦なので会話が特別上手というわけでなく、和気あいあいとした雰囲気。
「仕事で困っていること」が話題に
女性にとって「結婚」というライフイベントは、仕事に大きく影響を与える。
地方や中小企業では、「女性はどうせ結婚するから」という理由で、平均的に給料が低めに設定されているのが現状で、「仕事の悩み」より、男性主導の企業で働きづらさを感じている人の愚痴大会みたいになっていった。
低い給料をどうやって上昇させるかとか、働きやすい職場をどうやって作っていくかという具体的な議題をあげる人はいなかった。
働いていない専業主婦のお悩み
卒業してすぐ結婚したので働いた経験がなくて、いま、自分探ししてます♪
という20代女性がいて、「自分探し」って今でも使うことに驚いた。
彼女は、仕事の選び方がわからない、どんな仕事があるのか、自分の能力や適性がわからない状態を「自分探し」と表現した。
社会人経験が少ないと、こういう人は結構多そう。
「自分探し」。
キャリアのある人が無職の人に言うと見下した表現だし、本人が言えば自虐めいたニュアンスになるので、あまり使わない方がいい言葉だと思う。
交流会で得たもの:共通点が一つもない人と話す
異業種交流会=ビジネス的な会合かと思いきや「自分の知らない職場で今何が起きているか、まず耳を傾けよう」という場だった。
ネットで何か検索をすると、自分に都合の良い情報を選択してしまうが、人間相手だと予想と違う話をされることがあるので、とっさの応用力が試される。
社会人になると、社内と取引先以外の人と話す機会は、思いっきり減る。
家庭を持つとさらに、趣味の仲間と集まる時間はなくなるし、どうしても行動範囲が狭くなりがち。
でも、どんな人からでも、学ぶことは必ずあるのだ。
ネットで10回検索するより強烈に記憶に残る。
無料で参加できるイベントや、美術展などは市の広報誌に載っていて、お金を使わない学びの場はたくさんある。
コロナ渦で人が集まるイベントはまだ要注意ですが、感染者が減ってきたらもっと外に出かけようと思った。
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